プログラミング的思考は右脳的?それとも左脳的?
プログラミングのときに優位に働くのは右脳?左脳?
どちらかというと左脳
プログラミングをする場合、一般的には左脳が優位に働くと言われています。
これは、言語を司る「言語野」が左脳にあるためで、
ソースコードを書く際に言語に落とし込んでいるためと考えられています。
左脳だけ鍛えればプログラミングはできるか
答えはNOです。
実際にプログラミングする際には確かに左脳のみを使う事になりますが、
その前の考える段階では図に起こしたりして考える事が多いので、右脳が優位になるタイミングも多数あります。
例えば、プログラムのバグ(問題)が見つかったときは右脳が優位に働くそうです。
どっちを鍛えるのが得策?
A. バランスよく。
左脳だけ鍛えるとどうなるのか
左脳を重点的に鍛える事で、論理的思考や言語的な部分の能力向上が見込まれますので、
提携作業や目的の定まった作業についてはそつなくこなす事ができるでしょう。
しかしながら、その手の仕事は受け身である事が多いです。
例えば、相手の言っていることを理解して実行する、というようなことです。
この先、さらなる自動化が進むことで単純作業者の仕事はどんどん減る事になりますし、
自分の独自性を出す事がどんどん重要になっていきます。
右脳だけ鍛えるとどうなるのか
では、クリエイティブな仕事に就くために右脳を重点的に育てます。
その場合、芸術的な作品作りにおいて能力をいかんなく発揮する事ができるかもしれません。
しかしながら、言語表現を司る左脳をきちんと鍛えておかないと、
自分の脳内にあるものを表現しきれないかもしれませんし、うまく他人とコミュニケーションを取れないかもしれません。
一匹狼の芸術家となってしまうのも一興かもしれませんが、
それだと少し大変そうですよね。
これからは両方鍛える必要がある
というわけで、これからの時代を生きていくためには、
どちらを鍛えるという事ではなく、両方を均等に鍛える事が大事になってきます。
イノベーション、またはデジタルトランスフォーメーションという単語を耳にした事はありますでしょうか。
これらは一般的に新しい事に対する挑戦に対して用いられる単語であるため、
クリエイティブ、つまり右脳が優位に働く必要があると思っている方が多いようです。
しかしながら、これらは論理づけられて初めて意味をなす物ですし、
論理づけて整理された情報にひとつまみのアイディアがあって初めて成功します。
つまり、右脳と左脳の両方をフル活用する必要があるんです。
何においてもやりすぎはよくない
ダイエットにも当てはまりますが、過度な食事制限や一箇所を集中した筋トレは効果が薄いどころか逆効果のこともあります。
脳を鍛えることも同じで、どちらかだけ鍛えても大人になってからの社会生活で何かしらの苦労をしてしまう可能性が高いです。
学校の勉強でも各教科を満遍なく勉強するように、右脳も左脳も均等に鍛えてあげる事が大事です。
とは言いつつ、本人が嫌がることを無理にやらせるのもよくありませんので、
まずは長所を伸ばすところからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。