今回は、お子様のプログラミング教育を見守る上で、気を付ける点についてお話します。
はじめに
まず前提条件として、プログラミング教育の目的は「子供の考える力を育てる」と言う事にあります。
いかなる場合でも、子供が考えることを放棄しないようにがんばって見守ってあげてください。
やらないように気をつけること
まずは気をつけることからです。
先に答えを教えない
子供が自分で答えを導くまで待ってあげてください。ほとんどの子供は、一度答えを知ってしまったらその問題に対しての思考が完全停止してしまいます。
最後まで自力で解くということが非常に重要になります。
一度うまく行くだけでも、本人のモチベーションに大きく貢献します。
子供が作ったものを否定しない
どんなものであっても、真っ先に否定しないでください。
まずは、作ったものを褒めてあげましょう。
その上で、気になった点などがあれば教えてあげると良いでしょう。
「お母さん(お父さん)ならこうするな」という感じで教えられるとなお良いでしょう。
やり方のダメ出しはゼッタイNG!
特に、「やり方」について否定的な意見を出さないでください。
プログラミング教育の主軸は”子供の問題解決能力を高めること”、
すなわち“答えにたどり着くためのプロセスを導き出せるか“ということです。
子供は、深層心理の中で「親のいうことは正しい」と思ってしまいます。
そのため、なるべく子供自身の考えを肯定してあげることが大事になります。
明らかに間違っている時は
そもそものやり方が間違っている場合もあるかと思います。その場合は、一度最後までやらせるのも一つの手です。
自分から「間違っていた」と言えるようにうまく導き出すのです。
「間違ってもいい。繰り返しやることが大事」ということを教えてあげてください。
積極的にやるよう気をつけること
次は、意識して実践していただきたいことを一つだけ紹介します。
何がわからないのかを聞く
子供が長い間悩んでいる場合には、何を悩んでいるのかを聞いてみてください。
人に話すことで考えを整理することができますし、その中で自己解決する子供も多いです。
その際、きちんとしたアドバイスをする必要はありません。
自分から間違いに気づき、正解に気づくことが大事ですので、あえて間違ったアドバイスをするのも手です。
うまく説明できない場合
子供の場合、「そもそも何をやっていいのかが分からない」ということが実はよくあります。
その場合には、まず「何をしたいのか」をきちんと説明してあげることが大事です。
間違っても、いきなり答えに導くような教え方をしてはいけません。
子供の思考力を育てる近道
プログラミング教育の目的は「問題解決能力の向上」です。
つまり、子供本人が「自発的に考え、答えにたどり着く」ことができればよいのです。
もちろん、すぐに能力が上がる方法などありません。
ですが、親としてそれを助けることはできます。それが「聞き上手になること」です。
聞き上手になる
聞き上手になるためのポイントは3つあるそうです。
真剣に聞く
「あなたの話を聞いているよ」とアピールをすることが大事です。
聞いてくれると分かると、どんどん話をしてくれますし、
逆にながら聞きをしていたところ「もういい!」と言い拗ねてしまったこともありました。
質問をする
質問とは言いましたが、子供が言ってきたことを反復するだけで構いません。
「〇〇は■■なんだよね?」と聞くだけで充分です。
これによって、自身の考えを再確認できますし、もしかしたらそれが違うことに気づくかもしれません。
相槌をうつ
相手の話にうまく相槌を打つことで、相手が話しやすいテンポを作るというものです。
自分からどんどん話す子供にはあまり不要かもしれませんが、あまり話すのが得意でない子に対しては有効です。
「そうか〜」「それで?」などといったように、前述の質問と併せて相手が話しやすい雰囲気を作りましょう。
さいごに
プログラミング教育にフォーカスをおいて説明をしましたが、このテクニック自体はすべての教科に対して有効です。
ぜひ、以上のことを実践してお子様の成長の助けになっていただけると幸いです。