電気を使わないプログラミング教材3選

アンプラグド 読み物

コロナ禍で混乱している中で始まったプログラミング教育。
学校でも様々な形でプログラミング教育が行われていることと思います。

子どもの小学校では、Chromebookを使ってViscuit(ビスケット)やScratch(スクラッチ)といった簡単なプログラミング開発環境を使って、低学年のうちからプログラミングをしているそうです。

せっかく学校で学習しているのだから、家でもプログラミングについて勉強してほしいけれど、その環境が無かったり、親と共有のPCなので好きな時に使うことができなかったり、という問題もあると思います。
そこで、今回は電気を使わないでプログラミングの勉強をすることができる教材を3種類紹介します。

アンプラグド(電気を使わない)教材

「プログラミングの教材」といえばPCやタブレットを利用するものが多く、子どもだけのためだと購入ハードルが高いものが多いのが現状です。

しかしながら、「アンプラグド」と呼ばれる教材も存在します。

「アンプラグド」とは?

「アンプラグド」とは、電気を使わない(コンセントをつながない)という意味で、
PCやスマートフォンといった電気を使用する機材を使わない教材を指します。

PCやスマートフォン、タブレットを使いすぎると目が悪くなるのではないか?と心配する親御さんもいらっしゃると思います。
アンプラグドは、実際に手で物を動かして実践するタイプのプログラミング教材になります。

アンプラグドは、紙や木、プラスチックといった素材で作られており、一般的にはおもちゃに分類されることが多いので、一見するとプログラミング教材に見えないものもあります。

アンプラグドのメリット

メリット1:電気を使わない

電気を使わないので、電気代や電池が切れることを心配することがありません。

メリット2:触って覚える

画面の中でだけ動くプログラムと異なり、実際に触って動かすことができるので、直感的に覚えることができます。

メリット3:安い

PCやタブレットを購入する必要が無いので、比較的安く購入することができます。
ただし、PCやタブレットのように、無料でインストールして複数の教材を使う、ということはできません。

アンプラグドのデメリット

デメリット1:片付けが大変

PCやタブレットであれば、アプリを終了すれば終わりですが、アンプラグドは片付けが発生します。
また、部品を落として失くしてしまう、ということも発生します。
このあたりは、普通のおもちゃと同じです。

デメリット2:かさばる

アンプラグドはコンパクトなものもありますが、どうしても場所を取るものが多いです。
購入する時は、あらかじめしまう場所を決めておきましょう。

プログラミング&データ構造ボードゲーム

こちらは、未就学児でも遊べる内容となっている教材で、
商品名の通りボードゲームとなっています。

1つのパッケージに2つのボードゲームが含まれていますので、倍嬉しいお得な商品です。

ゲーム1:おたから探しゲーム

上/下/右/左の「移動コマンド」カードを使ってロボットを動かし、沼やターンごとに動く危険生物を避けながらお宝をゲットして船に戻ることを目的としたゲームです。

このゲームの大きな特徴は、「参加者全員で協力する」ということです。
自分のターンで危険生物を回避できても、次の人が確実に捕まってしまうルートを選んでしまうとゲームオーバーになってしまいます。
手持ちの移動コマンドをどう使うか考え、話し合うことで、論理的思考力・問題解決力・コミュニケーション力をはぐくむことができます。

ゲーム2:こどばつなぎ

「だれが」「いつ」「なぜ」「どこで」「だれと」「どうした」がそれぞれ分かれており、自分が選んだ「どうした」にたどり着けるように投票していきます。「どうした」にたどり着くまでにどれだけポイントを稼ぐことができるかを競うゲームです。
自分が選んだ「どうした」に向かうにはどちらに投票すればいいのかを考えることで、木構造の理解や問題解決力をはぐくむことができます。

すみっコぐらし~みんなでわくわくテント作り!

すみっコぐらしのキャラクターを並べて遊ぶカードゲームです。

足し算と引き算を駆使して、7段28枚のピラミッドを完成するとゲームクリア!

このゲームのいいところは、対戦ではなく協力して全員でゴールを目指すため、家族でプレイしやすいという点。

親子や兄弟姉妹で対戦するタイプのゲームではどうしてもケンカになりがちですが、全員で協力してクリアを目指すためケンカになりづらいのがメリットです。

さわって学べるプログラミング図鑑

飛び出す絵本のような感覚でプログラミングの基礎的な考え方を学習することができる、まさに図鑑のような本です。

絵本という形式をとっており、しかけで遊んでも中身がバラバラにならないので片付けも非常に簡単です。
(外れるようなものは一切なく、本を閉じるだけでお片付けできます!!)

「ボードゲームは片付けが面倒で……」というご家庭にピッタリな一品です!

おわりに

「子どもに教えたくても自分がプログラミングのことを知らない」
「プログラミングの環境を与えたいけど、高いのはちょっと……」
という方には、今回紹介した「アンプラグド」がぴったりです。

子どもと一緒に遊ぶことで、子どもはプログラミングに必要な能力をはぐくむことができますし、親御さんもプログラミングの基本的な考え方が理解できるので、苦手意識の克服も期待できます。

パソコンやタブレットが無くてもプログラミングを学ぶことができるので、是非検討してみてください。

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